ゼロの焦点
松本清張生誕100周年記念の映画。以前にも映画化はされているがそれは見ていない。サスペンスなのであまり映画の内容を言うべきではないのですが、古典という位置づけにしてちょっとだけ触れます。
3人の女がひとりの男を触媒に複雑に絡む。その女がすごく良い。
主演、広末涼子は今一番旬なんでしょうか。きれいです。演技がそれほど凄いとは思わないのです。ヴィヨンの妻のときもそうですが、存在感がたまらなくあります。表情が好いんでしょうか。
中谷美紀は顔で勝負していましたね。白い顔と赤い顔、どちらも狂気。一つは他者へのもう一つは自己への。クールだった社長夫人が感情をを吐き出してしまうシーンは迫力ありました。
木村多江は登場シーンが思ったより少なくて残念だったのですが、不幸な女がやはり似合う。幸せなシーンの顔が本当に幸せそうんなんですよね。だから、落ちたときに見ている人も悲しくなんですかね。
全体的に入れることですが、時代が昭和30年代なのでその頃の雰囲気を演技や演出にも入れようとしたのかなと思います。パンフレットにもありましたが、絶壁のシーンはわざとヒッチコックライクにしているようです。
これから見る人で広末ちゃん好きの人はパンフレットを買ってみてください。1枚ですが、アップの写真があってぼくは好きでした。映画のバックグラウンドも書いてありますからね。
最後に、角隠しの写真を撮るシーン、「広末涼子ちゃんでしょ、きれいねぇー」的な声が聞こえたのは映画館の人の声だったのだろうか…それとも…妄想?
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